あちの手帖

パリでラグジュアリーブランド・マネジメントを学ぶ修士学生のブログ

ブランドマネジメントの学校選び

 

語学留学や、理工系留学などと比べると、
ラグジュアリーブランド・マネジメントを学びに行く日本人はとても少なく
ネットにも日本語の情報はないに等しいです。

これからブランドマネジメントをフランスで学ばれたい方、ご両親に留学の説明をされたい方などに、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです♡

 

[:目次]

  1.  渡仏を決意するに至るまで
  2.  オンラインカタログで学校を探す
  3.  国立大学院と私立ビジネススクールの比較
  4.  ラグジュアリー企業で働く人の出身校TOP10
  5.  修士1年目入学と2年目編入

 

 

渡仏を決意するに至るまで


ラグジュアリーブランドやホテル、テーブルウェア… 美しいもの、暮らしを豊かにしてくれるものに、昔から目がありませんでした。

 

Baccarat Cristal Room - Moscow


目には見えない、ブランドの背景を学んでいく次第に、ビジネスモデル自体にも興味を抱くようになりました。


消費者としてだけではなく、この業界に貢献できることはないかな?
ブランドイメージを保ちながら、持続的に成長する秘訣はなんだろう?

その答えを探るべく、留学を決意しました。

 

RITZ - Paris

ラグジュアリー産業の中心地といえば、フランス
フランス語も上達したい私にはぴったりな留学先でした。

 

 

オンラインカタログで学校を探す


こちらのカタログにて、キーワード”Luxury”で検索をすると
ラグジュアリーブランド・マネジメントを学べる教育機関が出てきます。

詳しい手続きの手順は、Campus FranceのHPをご参照ください ☻

 

Campus Franceは具体的な志望課程が決まっている方向けの窓口なので

まだ専攻に迷われている方は、各学校や民間の留学センター、MBA/GMAT予備校などへのお問い合わせがおすすめです。

 

 

国立大学院と私立ビジネススクールの比較


ブランドマネジメントをフランスで学べる教育機関は大きく分けて
私立ビジネススクール国立大学院の二つ。

 

1. 私立ビジネススクール

ブランドと強い連携を結んでいる学校が多いです。
学費は高くなりますが、サポートも手厚くなります。

 

2. 国立大学院

大学の推薦状、課題提出など、手続きは私立に比べて多くなります。

専攻としてではなく、授業の一部として学ぶことになる為、フランス国営企業などラグジュアリー業界外へ就職される方も多いようです。

 

 

ラグジュアリー企業で働く人の出身校TOP10


全世界を対象とする、3大ラグジュアリー企業で働く人の出身校上位10位を調べてみました。(source: Linkedin)

 

  Hermes CHANEL LVMH
1位 IFM NEOMA IFM
2位 KEDGE ESSEC KEDGE
3位 PSL P.Sorbonne FIT(NYC)
4位 NEOMA PSL ESSEC
5位 SKEMA SKEMA UAL(LDN)
6位 P.Sorbonne FIT(NYC) P.Sorbonne
7位 Emlyon Emlyon PSL
8位 ESSEC ESCP SKEMA
9位 P.Sorbonne KEDGE NEOMA
10位 ENSAM HEC Emylon

*(NYC=ニューヨーク   LDN=ロンドン)

9割がフランスの教育機関ですね。


日本では、マスターを取得していることの価値というのは国外ほど重視されていませんが
特にフランスでは、幹部候補に入るには必須資格であることがほとんどです。

 

 

 

修士1年目入学と2年目編入

 

日本の4年制大学を卒業されている方は、既にM1(修士1年目)は取得済みということになります。つまり、M2(修士2年目)から編入をすれば、1年で修士号を取得できます。

 

マネジメントを基礎から学びたい、フランス語を磨いてからインターンをしたいという方は、M1からの入学も良いのではないでしょうか? 

 

 

世界におけるビジネススクールの平均年齢は28歳。40-50代の割合も高いです。

ゆっくりご自身のペースで🌼 

学び始めるのはいつからでも遅くないと思います。

 

 

学校の情報は常に変動するので、最新情報はぜひ各HPにてご確認ください♩